みんなのデート〓
花梨と大和の場合
「花梨、今日何か目当てのものはあるかい?」
「私、アクセサリーが見たいです♪」
「分かった☆」
花梨は大和の進む方に付いて行く
着いたところは、宝石店
花梨が、え?と思いながらも
きっとこん中通らなアカンとこなんやな!
と考える
自動ドアが開き、店員がでてくる
「いらっしゃいませ、大和様」
「久しぶり☆」
知り合いなんかな?
そんな事を思い辺りを見回す
エレベータや階段は見つからない
自動ドアが開き、人が入ってきた
その人は奥の方へ案内されて行った
周りを見ていると大和に呼ばれ奥に入って行く
部屋に入るとソファーとテーブル。テーブルの上には、お菓子が皿に乗せられている
大和が座り、花梨もおずおずと座る
そうしていると先ほどの店員さんでは、ない人が入ってきた
その人は深々と頭を下げ
「ようこそ大和様」
「やぁ、支配人」
その言葉に驚く花梨
しっ、支配人!?
大和と支配人は何か話しているが、今の花梨の耳には何も聞こえていない
支配人ってどういう事やろ……。
なんかしてしまったんやろか?
入っちゃアカン店やったんやな;
考えをまとめ
大和の服の裾をくいくいっと引っ張る
大和が気付き笑顔で
「どうしたんだい?」
「あの、その…」
「ああ、分かった!」
「えっ」
「早く見たいんだね?気付かなくてごめんね;支配人、頼む」
「かしこまりました」
「え、ちょっ!?」
支配人が出ていき
花梨は青くなる
大和は爽やかに飲み物を飲んでいる
少しして支配人が戻ってきた
手には手袋をはめ、ガラスケースを持ってきた
そのガラスケースを机に起き、ガラスケースを外す
そこにはクッションの上にひときわ光るネックレスが乗っている
「これ、なに…?」
「花梨に似合うと思ったピンクダイヤだよ☆」
「だ、ダイヤ!?」
その大きは直径4cmほど
いっいくらするん!?
そんな事を考えていると
隣で大和がカードを出している
色は黒
確かブラックカードは
資産が何百億の人しか持てないのでは…
店を出て大和が四角の箱を取出し、花梨に渡す
「小さかったかな?」
花梨は目の前が真っ暗になる気がした